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無明逆流れ(むみょうさかながれ)   原作の一編の題名ともなっている技。伊良子が虎眼流を追放された後に、編み出した独自の必殺剣。「盲人が杖を突いているかのような」剣を地面に突き立てた構えから、倒れこんで相手の攻撃をかわしつつ、相手の正中線を「流れ」で切り上げる技。特に流れ星のように首をねらう横のなぎに対しては効果的。  要点は星流れと似ているが、強固な地面に刀を突き立て溜めとし、全身のバネを用いて切り上げる事で、その一刀は星流れ以上の斬撃と昇華している。  宗像を襲撃した際には倒れ込む動作はしていたが、山崎に対しては、倒れ込む動作が無くそのまま身体を反るように斬り上げており、何度か実践を行ううちに改良されていったと思われる。  跛足となってからは、刀身を足の指で固定して力を溜めるというさらに「流れ星」に近い技に進化した。  「無明逆流れ」とは剣技や構えの名前であると同時に、伊良子の使う剣法の名でもある。  原作では無明逆流れに用いられる、地面に突き立てた刀を斬り上げる技術を総称して逆流れと呼んでいるようだがシグルイではこの呼称は用いられていない。無双許し虎参り(むそうゆるしとらまいり)   掛川城下にある「無双」を謳う剣術道場に「かじき」を持って訪れ、門前で素振りを披露した後道場に入り手合わせを願う。そうして指導の名目で道場主から金を貰う(脅し取る)という虎眼の若い頃の路銀調達法であり、その後も弟子に継承され、続けられている。骨子術(こっしじゅつ)   経絡を利用した体術等の一種、道場破りに現れた伊良子が、「鍔迫り」で押そうとした藤木に指溺み(ゆびがらみ)という技を用いて勝利した。また、涎小豆を行う際には、牛股が逆に伊良子の動きを封じるのに用いた。  伊良子は江戸の医師から学んだが、牛股がどうやって習得したかは不明。かじき   虎眼流の鍛錬である「練り」に使われる素振り用の木剣。上下させる事自体が困難とされ、その大きさからカジキマグロに見立てられこう呼ばれる。本来は鍛練用だが、牛股は二刀流で立ち合いをしただけでなく「流れ」や「簾牙」を繰り出した。また、幅の広さから簡易の楯として利用することも可能である。  涼之介が振っていたかじきは、やや小振りだったが牛股らが使うものと別かどうかは不明である(山崎の妄想内での描写のため)  若い頃の虎眼が担いでいる姿も描かれたので、道場を興す前から使用していると思われる。七丁念仏(ななちょうねんぶつ)   虎眼が掛川城主である安藤直次から預かった宝刀。作中では白鞘になっている。田宮対馬守長勝が辻斬りに用いた際「斬られた坊主の傷が開き絶命したのが七丁歩先」という伝説があり、それを検証するため虎眼が罪人で生き試しをした際に、手元に置けば災いがあると発言した事でそのまま預かることになった。 虎眼が死んだ後はさらに、"虎殺"七丁念仏と名前に付け加えられた。名刀ではあるが言葉通り災いを呼んだため、藤木に押しつけられた。  八丁念仏団子刺しという刀剣が実在したと言われ、それが元になっていると思われる兜投げ   賤ヶ岳の戦いで雑兵だった一伝斎が、一太刀で敵兵を兜の上から胴体の中ほどまでを切り捨てたことに由来する。この武勲にあやかり、舟木流道場では門弟の力量を測る名物の武技となっている。  「兜投げ」は通常の兜割りように、台の上に置くのでは無く、横から投げられた兜が「中空にあるうち」に両断する事が成功の条件なので、技術・力共に相当なものが求められる。  刀以外の武具でも、兜をある程度破壊できれば成功と認められるようで、権八郎は槍で鉄兜を貫通させて成功となっている。がま剣法   屈木頑之助が富士山麓で独自に編み出した剣法。頑之助の特徴的な巨大な頭部を起点とし、頭部を地面に付けたまま、後背筋ではね上がり、ブレイクダンスのヘッドスピンのように回転しながら相手の両足を切断する。  下方に攻撃できる槍には弱いが、権八郎を襲撃した際は先に槍持ちを潰すなど、一対多数も想定した臨機応変な戦法を信条とする。  以上から、がま剣法は剣術の流派名ではなく頑之助の身体的特徴や思想から生じた独自の兵法であるといえる。  原作では蛙のように低く構える事で「地上二尺以下には斬撃が届かない」という剣術の理を利用し、跳躍してからそのまま地上一〜二尺で対手の足を狙い横に薙払うものであった。
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