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4.4.その他の人物徳川忠長(とくがわ ただなが) 声:松田佑貴   駿河大納言。将軍徳川家光の実弟でもある。非常に暴虐な性格で、妊婦の腹を裂いたとか、浅間神社で1,200頭あまりの猿を射殺したなどの伝説がある(これらは作り話である可能性が高い)。  寛永六年九月二十四日、駿河城で真剣を用いた御前試合を開催するという暴挙を犯した。鳥居成次(とりい なおつぐ) 声:坂口芳貞   土佐守。忠長の家老。真剣を用いた御前試合を行うという忠長に対し、陰腹を斬り真剣試合の愚かさを説いたうえで自らの内臓を見せ付け主君を諭した。しかし効果なく「暗君…」の一言を残し死亡。柳生宗矩(やぎゅう むねのり) 声:近藤隆   のちの将軍家剣術指南役。柳生新陰流の使い手。過去に虎眼と立会い、互角の攻防を演じたが「星流れ」の構えの前に気圧されるが、虎眼より引き分けを申し込まれ、一応の体裁を保つ(その際の台詞が「まい・・・」であるが、降参の意である「参った」と、立ち向かおうとする「参る」の二つの解釈に分かれるため)。  宗矩の体裁を保つことで、徳川家剣術指南役に推挙させることを狙った虎眼に対し、宗矩は一計を案じ、虎眼と豊臣秀吉が同じく多指であることを利用して「仕官の面接の際には右手の指を1本隠した方がいい」と嘘の助言で、虎眼の悲願を水泡に帰させた。嫉妬深い虎眼の人格形成に関っているであろう一人。お蓉(およう) 声:氷上恭子   伊良子清玄の母親。夜鷹(下級の売春婦)をして生計を立てているが、脳が梅毒に犯されており、今では息子の清玄と客の区別も付かなくなっている。好物はぎんつば(焼き餅)。虎眼が跡目に清玄を指名したため、最下層出身という過去と決別し「武士」となるべく決断した清玄に殺害された。蛇平四郎(くちなわ へいしろう)   九鬼一家という博徒集団の用心棒で、一羽流の使い手。かつて藤木源之助と戦い、二度の敗北を経て藤木こそ虎眼流最強の剣士であると確信するようになったため、敬意を持っている。虎眼流瓦解後、藤木に激励の言葉を贈っている。孕石備前守(はらみいしびぜんのかみ)   掛川藩家老。右目に大きな傷のある老人。藤木源之助を息子に見せるため、三男である雪千代を尾張から呼び戻したほど、藤木を侍として、また剣士として高く評価している。藤木と伊良子の仇討ち試合を了解したが、試合は藤木と伊良子の対決にとどまらず、牛股による無差別な大量殺戮の場と化したため、責任を負って、家中の者の責任を不問とする嘆願書をしたためた上、自裁した。  虎眼の死後、備前守は岩本家(虎眼流)の政治的なバックボーンとして唯一にして強力な味方だったと言える。よって備前守の死は、虎眼流の壊滅を決定づけた。孕石雪千代(はらみいし ゆきちよ)   孕石備前守の三男。長身の偉丈夫で美男。十三歳の時に下女三名を妊娠させたという逸話があるほどの女好きである。「本気(まじ)かよ」「つーかあり得ぬだろ」など、現代の若者言葉を意識したような台詞が書き込まれる。  かつて江戸で「次郎右衛門忠常」の道場に入門しており、わずか3年という異例の速さで免許を皆伝されている。このことからも剣の実力はかなりのものと思われ、父の介錯においても並外れた手腕を発揮した。  父の死の原因を作った藤木を許せず、廃堂にて襲い掛かるが、返り討ちとなった。石田凡太郎(いしだ ぼんたろう)   家中の者からは『菩薩の石田』で通る穏やかな気風と品格を併せ持つ孕石備前守家中の者。「人は姿にあらず」を信念とし、蟷螂のような醜女を娶ることになり周囲の者から哀れみの声があったが(当時は相手も知らず婚約が決まるものだった)存分に愛し三人の子をもうけた。近づいた人間を見境無く屠る牛股に誰も近づけないでいた中ただ一人牛股を鎮めようと歩み出たが、臓物を掴み出され絶命。月岡雪之介(つきおか ゆきのすけ)   原作「峰打ち不殺」の主人公、峰打ち不殺剣の使い手。二人の掛川藩士の報復に会い、木の幹に縛り付けられ山中に放置されたいくと伊良子が野犬に襲われそうになったところを救出する。原作と同様の優男のようで盲目になってから再び修業に励む伊良子とその世話を献身的にするいくを、時には刀を抜いて向かい合い共に鍛錬をし、見守っていたようだ。
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